読んでみた
『東京藝大 仏さま研究室』、読んでみました。 東京藝術大学で仏像の保護・修復を学ぶ大学院生4人のオムニバス。仏像の保存や修復、彫刻の方法などの知識がわかりやすく盛り込まれています。教授をはじめ研究室の人たちの仏さまへの熱意が伝わってきて、お…
設定で、もうオチている。 『忍者に結婚は難しい』、読んでみました。 伊賀と甲賀の敵対する忍者同士が、そうとは知らず結婚しているという設定。設定に惹かれて読んだけど、伊賀はこうで甲賀はこうでの比較説明に終始なっている気がして、そこに私は面白さ…
動物や、見えないけどあるものへの感度を上げよう。 『俳句の動物たち』、『私はゲゲゲ』、読んでみました。 船団の会という、今はもう解散してしまった俳句グループの編集。動物たちが詠まれた句とその動物にまつわるエッセイが読める。エッセイはそれぞれ…
なんでもいい、誰かの作ってくれたものが食べたい。 『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』、読んでみました。 料理をすることに倦怠感しかないまま家族の食事を作り続けている私にとって、身体にいい食べ物を摂る、みたいなのがちょっと辛かった。いくら…
分かり合おうとし過ぎなくていい。 『夜明けのすべて』、読んでみました。 二人の主人公の心が付かず離れず、ゆっくりと寄り添っていくのが良かった。あの距離感でいい。もたれ合いすぎず、分かり合おうとしすぎない関係が読んでいて心地よかったです。 夜明…
挫折まみれの草野球チーム、初めての試合に挑む!! 『たんぽぽ球場の決戦』、読んでみました。 たんぽぽ球場の決戦 作者:越谷 オサム 幻冬舎 Amazon オリックスがパ・リーグ優勝を決めた日に読み始めた。主人公の元・高校球児(有名なエースピッチャーだっ…
月刊MOE 2022年9月号 「水木しげる生誕百周年 妖怪めぐり」 図書館で見つけて読んでみた。 私の勤める小学校図書館では、水木しげる先生の妖怪百科が今でも人気。「見えんけどおる」ものに惹かれる気持ちは令和の子ども達も同じなのだと、貸出のたびに嬉しく…