学校図書館司書の読んでみた

学校図書館司書の読み聞かせ・読書の記録

常連になりたいお店

なんでもいい、誰かの作ってくれたものが食べたい。

 

『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』、読んでみました。

 

料理をすることに倦怠感しかないまま家族の食事を作り続けている私にとって、身体にいい食べ物を摂る、みたいなのがちょっと辛かった。いくら「簡単なものでいいのよ」なんて台詞があっても、それすらしんどいのだから。

そこを考えないようにして、登場人物たちの悩みに寄り添って最後まで読むことができました。自分のために丹精込めて作ってくれた物を食べられるって、なんて幸せなこと。たとえそれがその人の命を繋ぐための料理だったしても。