学校図書館司書の読んでみた

学校図書館司書の読み聞かせ・読書の記録

ぬん、ぬぬんがクセになる

効果音「ぬぬん」の楽しさ!

 

1年生の読み聞かせ。

『ゴリラさんは』

 

サルたちの表情と「ぬん」「ぬぬん」などの効果音がクセになる絵本。

「ぬが増えてるー」「バナナが減ってるー」といろいろな数の仕掛けに盛り上がりつつ、一年生も最後まで飽きずに聞くことができました。

最後のページまでずっと楽しいです。

 

乗り越える時間や過程は人それぞれ

挫折まみれの草野球チーム、初めての試合に挑む!!

 

『たんぽぽ球場の決戦』、読んでみました。

 

オリックスパ・リーグ優勝を決めた日に読み始めた。主人公の元・高校球児(有名なエースピッチャーだった)が、いい具合に情けない。人見知りでうまく話せないところも良かった。主人公にとってこのまわり道が必要だったのね、と思わせてくれる結末でした。何かを乗り越えるための時間とか過程って、人それぞれでいいんだよなぁ。

 

読み聞かせのテーマは「芸術の秋」

今日の読み聞かせのテーマは「芸術の秋」。

 

6年生『キース・ヘリング ぼくのアートはとまらない!』

現代アート作家キース・ヘリングの作品が絵本の中にコラージュされていて、見応えある一冊。読み聞かせのあと、手にとってじっくり眺めている子たちもいました。

 

5年生『おおにしせんせい』

5年生が主人公、図工がテーマの絵本。序盤から「こんな先生サイコーやん」と盛り上がりました。(理由は読んでのお楽しみ)長谷川義史さんの絵と関西弁のセリフが子ども達にはとても響きます。関西弁読み聞かせるのはちょっと難しいけど。

 

3年生『ヘンテコクレヨン』

ヘンテコカイジンが世界中のクレヨンにしたいたずらで、とんでもないことに。何が起こるか一緒に予想しながら読み進めると盛り上がります。絵にもメリハリがあって楽しい。

 

 

月刊MOE 2022年9月号「水木しげる生誕百周年 妖怪めぐり」

月刊MOE 2022年9月号

水木しげる生誕百周年 妖怪めぐり」

 

図書館で見つけて読んでみた。

私の勤める小学校図書館では、水木しげる先生の妖怪百科が今でも人気。「見えんけどおる」ものに惹かれる気持ちは令和の子ども達も同じなのだと、貸出のたびに嬉しくなる。

 

私が子どもの頃「ゲゲゲの鬼太郎」はもちろん大人気だったけれど、なぜか一番好きだったのは「悪魔くん」。主題歌も大好きだった。「悪魔くん」はちょっと影のある感じがして、私はそこに惹かれていたんだと思う。(「同じ理由で「デビルマン」や「妖怪人間ベム」も好きだった)

悪魔くん」の漫画は何度もリメイクされ、3人の悪魔くんがいるらしい!!百目族最後の生き残り・百目の子の絵もあって懐かしかった。

 

まだ読んだことのない作品をたくさん知れたし、水木しげるさんご本人のちょっととぼけたエピソードが読めて楽しかった。